勘場蒲鉾店 鹿児島 串木野のかまぼこ さつまあげ

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お歳暮の由来について~[2015年12月01日]

●「お歳暮」の季節ですね~

お歳暮とは文字通り年の暮れのことを意味します。

もともとは、「歳暮の礼」と言うことで、嫁いだり分家した人が、
新年に先祖の霊を迎える御魂祭りのお供え物を、
暮れのうちに本家や親元に持って行く行事だったそうです。



その後、日ごろお世話になっている人に感謝するなど、
「歳暮まわり」と呼ばれる年中行事が行われるようになりました。

それが転じて、今日ではお世話になった人に
一年の感謝の気持ちを込めて年末に贈り物をする習慣となったのです。

お歳暮は、もともとは祖先の魂にささげるお供物でしたが、
やがて、両親への贈りものという習慣に変化し、
やがてはお世話になった人への贈り物となってきました。

こういった習慣が一般化したのは江戸時代になってからと言われています。

江戸時代には掛け売りがほとんどで、
盆と暮れに決済を行うのが習わしになっていましたが、
暮れの一回決済という場合もありました。

そのため、一年間の親交を感謝する意味から、
得意先や親せき、知人、お世話になった人などには、
贈答を盛んに行っていたようです。

お歳暮には水引やのしをかけます。



日本には古代から魂を結びいれるという結びの信仰がありました。

結ぶことによって魂が宿り、これをつけて贈られたものは
単なる物品ではなくなるという意味があるのです。

日本には古代から魂を結びいれるという結びの信仰がありました。
結ぶことによって魂が宿り、これをつけて贈られたものは
単なる物品ではなくなるという意味があるのです。

お歳暮につけるのしは「のしあわび」からきた言葉といわれます。

四方を海に囲まれた日本は古くから海の幸に恵まれ、
鮮魚などを贈る習慣がありました。
この贈答用の鮮魚が後に高級なあわびに代表されるようになっていきます。

そして、「のし」、つまり、「あわび」をつけた贈り物は酒を意味するようになります。
のしは酒の肴というわけです。

これが段々なくなって、紙に印刷された、ただ「のし」という文字に変わりました。


今年も、ご親戚、お世話になった方へお歳暮・お年賀をお考えの方、
ぜひ、勘場蒲鉾店の蒲鉾、さつまあげを何卒宜しくお願いいたします。

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